シャイニーアップルジュース
10月~11月【収穫】
10月は、早生ふじやジョナゴールド、紅玉などの中生種が収穫されます。(写真は、紅玉です。)10月下旬から王林、11月には主力品種のふじが収穫されます。収穫が終われば、1年の作業が一段落し、ほっと一息つきます
赤いりんごは、きれいに色付くように果実周囲の葉を摘み取ります。この作業も、人手で行われるため大変根気のいる作業です
葉取りをしたあと、日が当たるところだけ色付くので、果実の裏側もまんべんなく色付くように、りんごを回します。
春から秋まで数回、園地の草刈りが行われます。現在は乗用の草刈機が増え、作業もとても楽になっています。
りんごの肥大と品質、また翌年の結実に大きく影響する「摘果」は、大事な作業です。りんごはひとつの花そうに4~5個の花が開き、結実します。その中で一番大きな中心果だけを残して後は全て落としてしまいます。さらに、バランスや実の大きさを見ながら落とし、最終的には約「20分の1」程度しか残らなくなります。作業は人手で行われ、すべての摘果が終わるまで気の遠くなるような作業が続きます。これも、おいしいりんごをつくるためです。
一面に白や薄ピンクの花を咲かせたりんご園を受粉用のマメコバチが飛んでいます。おいしいりんごをつくる大切な受粉は、実はマメコバチが大きな役割を担っているのです。これから大きなりんごを育てる為に丁寧に花を摘む摘花作業、そして小さな実がつけば摘果作業が始まります。
剪定が終わり、すっかり春の風景に変わったりんご園は一年でいちばんすっきりした風景になります。生産者はりんごの開花を待ちながら園地に肥料をまいています。
剪定【せんてい】まだ雪深い1月頃から雪やぶの園地をカンジキをつけて剪定作業は始まります。剪定バサミなどを使い一本一本りんごの枝を切り整える作業です。お日様が良くあたり、安定した品質のりんごを育てるためには剪定はかかせません。また、一年の作業をより行いやすくする目的もあります。剪定方法によって着果量も大きく変わるため、とても奥深く重要な作業です。この剪定作業は3月末頃まで続きます。